息苦しさを感じたら                   「あるべき姿」よりも「ありたい姿」へ

社会・人間関係

海外から日本へ戻ってくると、あらためて思うこと。
それは、日本はもちろん好きなんだけど、なんか息苦しい。ゼー、ゼー。(;´д`)

会社、学校、地域社会、全般に対して言えるんだよね。
よく聞く言葉のひとつが「同調圧力」

この「同調圧力」のオーラって、自分は受けるほうで被害者みたいに思っていたけど、
自分も出してたことに気が付いたってお話し。

「~あるべき」って言葉を無意識に使ってた!

私が居た会社は製造業だったんだけど、「あるべき姿」「真因」という言葉がよく出たんです。

理想を追求するという意味では、効果的な思考フレームですが、「~あるべき」って人の数だけあるんではなかろうかと。(もちろん基本的人権や法律は別ですよ)

ある時、私は海外の子会社から本社へ帰任して、日本の新しい上司と面談してました。

海外子会社にいたときは、一部門の責任者の立場であったため、知らず知らずのうちに
大上段に構える態度が身についてた(要するにエラそう)のもいけなかった。

また、相手が年下上司だったため、自分のほうが経験が上と思いあがってたのかなと。

年下上司
年下上司

仁さん
日本では**課の運営を頼みますね。
ここには、こんな組織の課題があって、こんな問題が発生しているんですよ。

私

えっ!
未だにそんなことが起こっているんですか?!
そんなの「***あるべきじゃないですか」

年下上司
年下上司

仁さん
ここは日本です。
立場をわきまえてください(怒)。

私

失礼しました(渋々)

「あるべき姿」の始まりは個人の「思い込み」

これは会社での事例だけど、学校でも社会でも人間関係の軋轢の多くが「あるべき姿」からきている。

学生は***あるべき

先生は***あるべき

サラリーマンは***あるべき

妻は***あるべき

男性は***あるべき

女性は***あるべき

日本人は***あるべき

数え上げたらキリがないけど、この***あるべきって誰が決めたの?

行きつくのは、
かっこ良く言えば個人の「信念」
かっこ悪く言えば個人の「思い込み」

どっちにしても、そりゃ思うのはあなたの勝手で、こっちに押し付けんといて、となるよね。

しかし、世代によって大多数が信じる社会通念(=常識)みたいなものもあって、
私も無意識にそれが出ていた。

反省(ち~ん)

「ありたい姿」が共感を呼び、推進力となる

そんじゃあ、どうしたらいいのかって考えたのが「ありたい姿」

何を目指すのか。

どんな状態になりたいのか。

まずは自分発信の「ありたい姿」を掲げるのがいいと思う。

例えば、前述のやりとりならこんな感じ。

私

部長

私は「***ありたい」と思うんです!

いかがでしょうか。

「ありたい姿」を周りに説く中で、相手が共感してくれたら、それは大きな力になる。

強制ではなく、共感からくるものはあなたへの追い風となって大きな推進力となるハズ。

結局はそれが目標地点への一番の近道。

今日の肝心

他人から与えられた「あるべき姿」は、気にしなくていい。
「あるべき姿」よりも「ありたい姿」を掲げよう。
「ありたい姿」が周りの共感を呼び、大きな推進力となる。きっと。

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