漫画「スラムダンク」に出てるくる安西先生の名言
「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」
その名言だけは知っていたけど、実は私がスラムダンクを読んだのはつい最近で、原作終了してから20年以上たってから。
東南アジア某国に駐在していた私は、昼食に訪れた日本食屋でスラムダンクを見つけ読んだところこれがヒジョーに面白い。
それから毎週漫画を読むためにその日本食屋に通ったものでした。
店員は長居する私に早く帰れーと念を送っていましたが、あきらめず頑張りました。
なんか違う?
今回はこの名言を実感した話。
いい人は勝負では勝てない
私はテニスが好きで東南アジア某国で、現地コーチとマンツーマンで毎週テニスをしてます。
コーチと言っても指導するというより、こちらのレベルに合わせて、遊びに付き合ってくれている感じ。
毎回ミニゲームをするんだけど、この前もう少しで勝てるところまで行きながら、まさかの逆転負けをしてしまったんです。
5ゲームマッチで、ゲームカウント0-2で負けている中、めっちゃ頑張って2-2まで追いついたん。
運命の最終ゲーム、追いついた流れに乗ってイケイケで攻めたらバシバシ決まるわけ。
ついに40-0となり、あと1ポイント取ったら勝ち。
相手は3ポイント連続で取らないといけない、ひとつもミスが許されないので、内心もう勝ったなと。
そこで打った私の球は際どいライン上へ行き、「あちゃ~、アウトかなあ」と思いつつも、相手は打ち返してきてプレーは続行していたん。
頭の中は今のはアウトだよなぁ、プレー続けていいのかな、と遠慮する気持ち、あきらめの気持ちが湧いてきて迷いながら打ち返した球は、見事に大アウト。
相手はライン際の球については何もリアクションせず、プレー続行していたのに勝手に手を緩めた自分が間抜けだった。
その後、気持ちを切り替えようとしたけど、動揺からミスを連発。
5ポイント連取され、大逆転負けをしてしまった。
自分で言うのもなんだけど、私は謙虚な方なので、際どいジャッジに対して今のは自分のポイントだ!と主張などできないタイプ。
しかし、スポーツにしろ、受験、仕事にしろ、本当の勝負がかかったときに謙遜や遠慮は迷いを招き、勝利を遠ざける邪魔ものでしかない。
あきらめない人に棚ボタは訪れる
前述の失敗を猛反省し、再び臨んだコーチとのミニゲーム。
これまたビシバシ決められて、あっという間にゲームカウント0-2。
しかし、あきらめたら負ける、気持ちが強い方が勝つ!と心の中ではファイティングポーズ。
そしたら、振り遅れがいい感じのパッシングショットになって決まったり。
フレームに当たったへなへなの打ち損じが絶妙なドロップショット(ネット際にポテッと落ちるやつ)になったり。
もう、いいことづくめ。
盆と正月とGWが一緒に来たようなゴッドモードに。
ついにゲームカウント2-2にまで挽回し、前回と同じ運命の最終ゲーム。
今回は絶対に同じ轍は踏まないと、謙遜は悪!勝つのは俺様!と言い聞かせました。
そしたら、サーブもゼッコウチョーとなり、ついに3-2で勝利。
安西先生、俺はやりましたよと感謝したのでした。