人生75年時代?、人生100年時代の間違いじゃないの?と思ったあなた。
最近やたら巷で聞くこの言葉、なんとなくブルーな気持ちになりませんか。
それは定年した後も、ヨボヨボになりながら、働き続けなきゃいけないのかと思うから。
長生きリスクなんて元も子もないような言葉もありますよね。
今日は敢えて異議を唱えてというか、考え方を変えて「健康寿命」である75歳に焦点を合わせようというもの。
日本人の平均寿命が100歳になるのは西暦2100年以降?
上記は厚生労働省が発表している平均寿命と健康寿命の推移になります。
健康寿命の定義は「日常生活に制限が無い状態」。
足腰弱っていて外出もままならなければ、不健康とみなし健康寿命が尽きていることに。
あと、グラフを見て思ったのが、2001年から2019年までの約20年間で平均寿命も
健康寿命も約3年延びている。
もし、同じペース(20年間で3年)で寿命が延びるとすると、
男性は平均寿命が100歳になるのは126年後。
女性は平均寿命が100歳になるのは86年後。
男性も女性も西暦2100年以降の話ってことになるじゃない?!。
科学技術の進歩で大幅に短縮されるかもしれないけど、今を生きる私たちが100歳生きる心配をする
なんて馬鹿らしく思えてきた。
注目すべきは健康寿命
これまた、厚生労働省のグラフ。
このグラフでは健康寿命と平均寿命の差、つまり不健康な状態で生きる期間がどれだけあるかをしめしたもの。
男性で約8年間、女性で約12年間もあるんだよね。
この健康寿命をとにかく延ばし、不健康な期間が短かい方が、より人生を楽しめるかなと思うんです。
私自身の両親を見ていても、70歳まではあちこち好きな旅行に出かけていたけど、足腰弱った不健康期間になると家にこもりがちになってきた。
それが不幸とは言わないけど、人生を楽しむ力が落ちたのは間違いない。
100歳まで生きるかもしれないからと、
使わないかもしれない老後資金のために、貴重な健康寿命の期間を長く働くよりも、
健康寿命である75歳ぐらいまでを好きな人と好きなことをして過ごす時間に充てたいな。