これ、何が言いたいかというと、「何かを得たいなら、まず自ら与えなさい」ということ。
なんか、いきなりスピリチュアルっぽいなあ~と感じたかもしれません。
文献を忘れてしまいましたが、薪をくべずに、暖炉の前で暖かくなるのを待っている滑稽さを説いている本がありました。
当たり前だけど、暖を取るには、まず薪をくべてあげないといけない。
名著「7つの習慣」フランクリン・コヴィー著の第5の習慣、「理解してから、理解される」も同じ考えですね。
今回、これを思い返したのは、日経新聞にあった安倍元首相の記事を読んだから。
トランプ氏を「愛する努力」をした安倍氏
安倍氏はトランプ氏を、そして米国民がどうしてこの人を大統領に選んだのかということを深く理解し、米国民が感じる痛みや焦燥に思いを巡らせていた。(中略)
私なりの言い方で表現すれば、安倍氏は日本の首相としてトランプ氏を愛そうとした。
(中略)
個人的な好き嫌いや波長が合うかではなく、唯一の同盟国である米国の国民に選ばれた大統領を米国を体現する人として正面から受け入れた。」2024年12月20日 日経新聞朝刊 森健良・前外務次官 寄稿
トランプ氏を受け止めよう 森健良・前外務次官 直言 – 日本経済新聞
この森さんの記事が素晴らしかった。
私は自民党員でも安倍信者でもありませんが、職責を果たすために、トランプ氏を「愛する努力」をした安倍元首相はカッコイイなと思いました。
そして、その結果、トランプ大統領から信頼を得て、日本に国益をもたらした。
政治のことを云々したいわけではなくて、大統領だろうが、サラリーマンだろうが、「何かを得たければ、まず自ら与えよ」は鉄則だということを痛感した。
身の回りには、取引先や上司、奥さんなど決裁権限を持っている人がいる。
その人が好きだろうが、嫌いだろうが、本気で何かを得たいなら、まずは自ら与えないとね。
もちろん賄賂を言ってるんじゃないよ。
これは媚びるとか、へつらうのとは違うと思う。
どれだけ、相手のことを真剣に考えるか。
やるべきことは、分かっている。