名探偵コナンの決めセリフ「真実はいつもひとつ!」カッコいいですよね。
しかし、私たちの身の回りでは、お互いに正しいと譲らないことが溢れかえっている。
一体何故なのか?
見た目は大人、頭脳は子供、名探偵コナン君とは正反対のわたくし神西 仁が考察してみました。
東南アジアの白菜は、日本のものより長持ち?
東南アジア某国で単身赴任していた私は、現地の日系スーパーで食材を買って自炊をしていました。
一人暮らしのため、野菜を買ってもなかなか減りません。
ある時、冷蔵庫を見ると2か月前に買った白菜を発見、もうダメかなあと見ましたが、まるで変色無し。
白菜って長持ちするもんだね♪と、のんきに調理したのでした。
時は移り、日本の家族との会話。
自炊が上手くなったと自慢している中、「いや~、白菜って長持ちするもんだね」と語ったところ、家族はキョトン。
家族曰く「白菜は1週間もすると黒い斑点ができて、長持ちしないでしょ」と。
日本では滅多に自炊をしたことなく、東南アジアでの自炊経験が私にとっての常識だったので愕然。
これには結構ショックを受けました。
確かに、日本で白菜を買うと数日で変色が始まる。ほんまや。
じゃあ、あの東南アジアの白菜は何だったのか、種類が違うのか、防腐剤がたっぷりなのか、理由はなんだか分かりません。
ただ言えるのは、東南アジア某国では白菜は長持ちで、日本では白菜は長持ちではなかった。
どちらも正しく、それぞれの国では常識だった。
正しさは人の数だけある
白菜論争ぐらいなら、誰も傷つきませんが、世の中は正しさの押し売りで溢れているよね。
自分にとっての正しさを、世界の真理のように言ってたり。
外国と日本まで離れなくても、東京と地方、営業部と技術部、アンパンマンとバイキンマンは意見が合わない。
事象は同じだとしても、それに対する人間の解釈は違うんだよね。
仕事や日々の生活では、議論で相手を屈服させても良い結果は得られないことが多い。
大事なのは互いの意見の違いを認めつつ、折り合いをつけれるか。
じゃあ、どうすりゃいいのさ。
まずは、「真実はいつもひとつ!じゃないかも」の姿勢がスタートラインなんではないかと思う。